ツルムラサキの栽培と育て方手順|地植え・プランター

ツルムラサキの栽培 野菜の育て方
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家庭菜園をこれから始める初心者の方〜中級者の方へ、ツルムラサキの育て方の手順を、写真とイラストでわかりやすく解説します。
ツルムラサキ栽培の特徴、種まきから収穫までの栽培時期と手順、水やり、受粉、上手に育てるポイント、品種、病害虫への対策などをご説明していきます。

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ツルムラサキ栽培の特徴

ツルムラサキは、味はほうれん草、食感はモロヘイヤに似たヌメリがあります。東南アジアが原産で、暑さや乾燥への耐性が強く、土壌も選ばない為、初心者にも育てやすい野菜です。
日本では沖縄で島野菜の1つとしても認識されており、紫色と緑色の品種がありますが、食用としては緑色の品種が栽培されています。
ほうれん草よりも栄養価が高く、美肌や風邪予防にもなるビタミンCや、ビタミンA、カルシウム、鉄、ミネラルなどの栄養素を豊富に含み、おひたしや炒め物、スープなどで食べることができます。

ツルムラサキの栽培カレンダー

ツルムラサキの種まきから収穫までの栽培時期・栽培スケジュールは以下のようになります。

ツルムラサキの栽培カレンダー

ツルムラサキ栽培に適した環境

日当たりが良い土壌、暖かい気候を好みます。
寒さや霜に弱いので、寒さが残る時期や地域では気温が上がってから種まきをするなどの、遅霜・寒さへの対策が必要になります。

生育適温25℃〜30℃前後
種まき〜収穫までの期間50〜80日程度 

ツルムラサキ栽培で用意するもの

1.ツルムラサキの種
2.苦土石灰(100円ショップでも購入可能)
3.堆肥
4.化成肥料

・堆肥については、以下の記事で詳しく説明しています。
堆肥とは何?堆肥の作り方(落ち葉・生ゴミ・牛ふん)

・家庭菜園で使用する道具ついては、以下の記事で詳しく説明しています。
家庭菜園で使用する道具と使い方

ツルムラサキの栽培/育て方

ツルムラサキに適した土づくり

ツルムラサキは、土質を選ばない為、肥料が少なくてもよく育ちます。発芽までの乾燥を避けることがポイントになります。

①酸度調整

苦土石灰をまいている

植え付けの2週間前に苦土石灰をまいて土の酸度を調整し、よく耕しておきます。(目安:100g※3つかみ程度/㎡)

参考pH値 5.0-7.0

② 元肥を施す

耕す姿

植え付けの1週間前に堆肥2kg/㎡、化成肥料100g/㎡を施して良く耕します。

・堆肥については、以下の記事で詳しく説明しています。
堆肥とは何?堆肥の作り方(落ち葉・生ゴミ・牛ふん)

・肥料ついては、以下の記事で詳しく説明しています。
肥料の三要素・種類と効果。ぼかし肥の作り方

③畝作り

土を盛り上げて幅100cm、高さ10cm、株間は広めで40cm取り、2条植えで、条間30cmの畝を作ります。

ツルムラサキの種まき

直まき

条間30cm、株間40cmと広めにとって、1箇所に3〜4粒ずつ種を点まきでまきます。
指先などで2cm程度の穴をくぼませてから、種をまいたら土をかぶせて、土の表面を手のひらで軽く押して種と土を密着させたら、たっぷりと水やりを行います。

・種のまき方ついては、以下の記事で詳しく説明しています。
種まきの種類と方法。すじまき・点まき・ばらまき・ポットまき

・ツルムラサキは種の外皮が非常に固い為、発芽率を高めるのに種まきの前日から種を一昼夜水に浸してからまきましょう。
・嫌光性の為、浅植えは避けて植えましょう。
・種まき後から発芽までは、朝晩の水やりを忘れずに行って乾燥させないようにしましょう。

ポットまき

直径9cmのポリポットを使用して、1つのポットに3粒ずつまいて間引きを行い、1株あたり本葉が4〜5枚に育ったら定植(植付け)を行います。

・苗の育て方と選び方については、以下の記事で詳しく説明しています。
野菜の苗・種の育て方と選び方(接ぎ木/ポット苗)

・植え付けついては、以下の記事で詳しく説明しています。
野菜の苗木の植え付け方法(定植)

水やり

水やり

ツルムラサキは発芽するまでと、苗を植えた後に根付くまでの間は、土が乾燥しないように注意してたっぷりと水やりをしましょう。
乾燥に弱い野菜の為、乾燥しやすい夏場はマルチや敷き藁などで乾燥対策を行います。

間引き/支柱立て

ツルムラサキの発芽

①間引き

間引きは本葉が2〜3枚になったら行いましょう。生育の良くないものや病害虫被害のあるものなどから、株の混み合った部分を1箇所につき1株へと間引きます。

②支柱立て

ツルムラサキの支柱立て

ツルムラサキは支柱を立てて誘引して栽培するのが一般的ですが、地を這わせて育てることも可能です。
支柱を立てて栽培する場合は、草丈が15cm程度になったら、1.5m程度の高さの支柱を立てて誘引します。支柱は合掌式か直立式で立てます。

合掌型

合掌型

アーチ型支柱

アーチ型支柱

摘心

支柱を立てて育てる場合、1m程の高さまで主枝が伸びたら、茎の先端を切って摘心を行います。摘心とは、新しく伸びていく主軸の茎の先端部を途中から切ることです。
それによって脇芽の成長を促して収穫量を増やすことができます。

・支柱を立てて栽培しない場合は、草丈が30cm程度になったら主枝の先端から10cm程度の場所をハサミで切って摘心しましょう。

収穫

ツルムラサキの収穫

脇芽が15cmほどに成長してきたら収穫時期です。
主枝から出ている脇芽を2~3枚ほどの葉を残して15cm程度先端の若い芽を収穫します。
ツルムラサキは葉もツルも花も全て食べることができますが、アクが強いので調理を工夫する必要があります。また、収穫が遅くなると葉が固くなってしまう為、葉が若いうちに収穫をします。

失敗しないツルムラサキの栽培・育て方のコツ

①種の外皮が硬く水を吸収しずらい為、必ず種をまく前日から水に種を浸しておきましょう。また、種は気温が暖かくなってからまきましょう。ポットまきの場合は、トンネル栽培などで気温を暖かく調節しましょう。

②乾燥に弱い為、種まきから発芽までの10日程度はしっかりと水を切らさないようにしましょう。

③収穫時期を逃して葉が大きくなり過ぎると、硬くなり味が落ちる原因になります。若い葉を早めに収穫をしましょう。

ツルムラサキのよくある病気と害虫対策

病気

萎凋病・半身萎凋病(葉が変色して萎縮して伝染する)
対策:病害にあった株は早々に除去。連作を避ける。
・斑点病(葉がモザイク模様になる)
葉が生い茂らない様に若い葉を早めに収穫して、風通しを良くする。

害虫対策

・アブラムシ(新芽・新葉への群生により植物の汁を吸う。病気の媒介)
対策:発見次第除去。
・ハスモンヨトウ(夜間に土中から幼虫が出て葉を食害)
対策:確認次第、土中を確認して捕殺。

・野菜の病気と害虫については、以下の記事で詳しく説明しています。
家庭菜園の野菜の病気と害虫対策・予防方法

ツルムラサキの連作における注意

ツルムラサキは連作障害が出ます。
同じ場所でのツルムラサキ科の栽培は、1〜2年空けて行います。

ツルムラサキの種類

ツルムラサキの種類は、緑色と紫色のものがあります。通常、食用は緑色が主流となります。

まとめ

ツルムラサキ栽培のポイントは、暖かい時期に種まきを行い、発芽まで乾燥から守ることがポイントです。適期を逃さずに収穫して、ツルムラサキの栽培を楽しみましょう。

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