カブの栽培と失敗しない育て方。畑・プランターで春と秋まき

野菜の育て方

カブの栽培と失敗しない育て方。畑・プランターで春と秋まき

更新日:

カブの栽培は、土もあまり選ばず、種まきから収穫まで小かぶでおおそそ40日程度でできます。
カブの育て方のポイントは、間引きのタイミングです。きちんと時期を守れば、失敗が少なく初心者の栽培に向いています。
また、形や大きさなど多くの品種があり、栽培の楽しみが広がります。
家庭菜園では害虫被害の少ない秋まきがオススメとされています。畑とプランターでできる美味しいカブの育て方の手順とポイントをご説明します。

カブの種まき/植え付け/収穫/害虫/栽培カレンダー

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき(寒冷地)  春  春  春
収穫(寒冷地)  春  春  春
種まき(中間地)  秋  秋
収穫(中間地)  春  秋  秋  秋
種まき(暖地)  春  秋
収穫(暖地)  秋  春  秋

※春:春まきの場合/秋:秋まきの場合

 

失敗しない!カブの栽培手順

カブに適した土づくり

①苦土石灰を散布(種まき2週間前)

苦土石灰をまく

種まきの2週間前に苦土石灰を撒いておきます。(目安:100g※2つかみ程度/㎡)
参考pH値:5.5-7.0


② 元肥を施す(種まき1週間前)

耕す風景

種まき1週間前に堆肥2kg/㎡、化成肥料100g/㎡の元肥を施して良く耕します。

・堆肥については、以下の記事で詳しく説明しています。
堆肥とは何?堆肥の作り方(落ち葉・生ゴミ・牛ふん)

 

③畝作り(種まき1週間前)

カブの畝づくり

よく耕したら、土を盛り上げて幅60cm、高さ10〜20cmほどの畝を作ります。

秋まきの場合はマルチをして育てると生育がよくなります。

 

カブの種まき

すじまき

支柱などの棒きれを使用して畝に深さ1cm程度の浅いくぼみをつくり、まっすぐたねが重ならないように1cm間隔で種をまきます(すじまき)。
種をまいたらすじまきした溝の両端の土を指で寄せて軽く土をかけて上から軽く手で押さえて土と種を密着させたら、ハス口のジョウロでたっぷりと水をやりましょう。

※マルチの場合は、1つの穴に種を5〜6粒蒔いて、1cmくらい覆土(土をかぶせる)して手のひらで軽く押さえつけます。

マルチング

 

カブの水やり

種まき以降は乾燥しないようにジョウロでこまめに水をあげましょう。種が流れてしまわないように、優しく行いましょう。

 

カブの間引き

①1回目の間引き

カブの間引き

1回目の間引きは本葉が2〜3枚になったら行いましょう。生育の良くないものや病害虫被害のあるものなどから、株の混み合った部分を間引いていきましょう。
株と株の間が5cm程度になるように間引きます。

②2回目の間引き
2回目の間引きは本葉が5〜6枚になったら行いましょう。株間が12cm程度になるように間引きます。

追肥・土寄せ

土寄せの様子

土寄せの様子(写真はジャガイモ)

1・2回目ともに間引き後は追肥を行います。
条間に油かす、もしくは化成肥料30g/㎡(ひと掴み程度)をすじ状に施して軽く土と混ぜ合わせ、苗の株元を埋めるように軽く土寄せします。
追肥の際は苗の根を痛めることのない様に気をつけて行いましょう。

葉の部分に土寄せしないように注意しましょう。

 

小カブのプランター栽培のポイント

プランターで栽培する場合は、小カブの品種を選びましょう。小さなプランターでも比較的簡単に育てることができます。

1.プランター選び
深さが15cm以上あるものを選びましょう。

2.土選び
市販の元肥・pH調整済みの野菜用腐葉土を用意しましょう。

3.種まき
秋まきが育てやすいので、9月上旬〜10月中旬頃(種の適期を参照)に、深さ1cm程度の浅いくぼみを2条つくりすじまきして、1cm間隔で種まきをします。
蒔いた後は、軽く土をかぶせて手で軽く種と土を密着させます。

4.水やり
日当たりが良い場所で管理して、発芽までは土を乾かさないように水やりしましょう。

5.間引き
本葉が2枚出たら、3cm程度の株間に間引きます。その後は株間が5〜10cm程度になるまで間引いて育てていきます。

6.追肥
種まきから2週間が経過した頃から、500倍に薄めた液体肥料を水代わりにあげると良いでしょう。

7.収穫
根が直径5cmくらいになってきたら収穫時期です。大きくなったカブから、葉を持ってまっすぐに引き抜きましょう。

 

カブの収穫

カブ収穫

小カブは直径5cm程度、中カブや大カブは直径8〜13cm程度で収穫です。
(小カブ:種まきから40日程度、中・大カブ:種まきから60〜100日)
歯を持ってまっすぐ引き抜きましょう。

収穫の時期が遅れると根が割れてしまう原因になります。

 

失敗しないカブの育て方のポイント

①カブは必ず直まきで育てましょう。ポットなどに種を蒔いてから苗を植えると、根割れの原因になります。

②収穫時期を守って、なるべく早めに収穫しましょう。遅くなると根が割れる原因になります。

③連作は避けて、こまめに間引きをして、病気などに強い品種を選ぶと育てやすいです。

 

カブのよくある病気と害虫対策

病気

根コブ病が発生します。
アブラナ科の野菜との連作を避けるように気をつけましょう。

害虫対策

アブラムシ、コナガによる害虫被害があります。
薬剤を使用することを避けたい場合は、秋まき、トンネル栽培がオススメです。
農薬を使用する場合は、アブラムシにはアディオン乳剤、オレート液剤。コナガはBT水和剤などで駆除が可能です。

 

カブの連作における注意

カブは連作障害が起きます。同じ場所での栽培は、1年空けて行います。
また、カブは、アブラナ科に属しますので、ブロッコリーやコマツナ、キャベツ、白菜、大根などとの連作も行わないように注意しましょう。

 

さまざまなカブの種類

大きさや色など様々な種類のカブがあります。

さらに美味しく作るカブ栽培の知識

葉っぱが大きくなってカブの根が大きくならない
土中の窒素が多すぎると葉っぱだけ大きくなりカブが太らない原因となります。
育てる時期によって窒素量を適量に変えることがポイントになります。
暑い時期ほど窒素の量を少し減らすようにしてみるとよいでしょう。

カブが綺麗に丸く育たない
種をまく時期に合わせて株間や条間を変えることがポイントとなります。
暑いの時期に育てる場合は広く取って、寒い時期は狭めに取ります。
・春まき|株間:12cm-13cm/条間:13cm-15cm
・秋まき|株間:10cm-12cm/条間:13cm

赤カブが赤くならない
赤カブは肥料が多すぎるときちんと育ちません。主に秋まきになりますが、品種によって肥料の量を守り、あげすぎないようにしましょう。

 

まとめ

カブの育て方のコツは、間引きのタイミングです。間引きが遅すぎるのも早すぎるのも生育に影響があります。また害虫被害も多い野菜ですので、初心者の方は秋まきでの栽培がオススメです。春まきをする場合は、トンネル栽培などで被害から守り、美味しいカブを育てましょう。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう







-野菜の育て方
-,

Copyright© Saien , 2017 All Rights Reserved.