ほうれん草の栽培は、寒さに強く主に秋まきが育てやすく初心者にもおすすめです。一方暑さには弱い為、夏の栽培を避けて、春にまくことができます。
栄養価の高いほうれん草は、鉄分とビタミンCを豊富に含み、おひたしや炒め物など様々な料理で活躍します。病害からもきちんと守る、美味しいほうれん草の育て方の手順やポイントをご説明します。

ほうれん草の種まき/植え付け/収穫/害虫/栽培カレンダー

ほうれん草栽培カレンダー

※春:春まきの場合/秋:秋まきの場合

ほうれん草の栽培/育て方

ほうれん草に適した土づくり

①苦土石灰を施す

苦土石灰をまく
ほうれん草は、水はけや通気性の良い土壌を好み、酸性の土を非常に嫌う為、酸度の調整をします。
植え付けの2週間前に苦土石灰を多めに撒いておきます。(目安:150g※4つかみ程度/㎡)
参考pH値:6.3-7.0

②元肥を施す

耕す風景
種まき1週間前に堆肥3kg/㎡、化成肥料100g/㎡の元肥を施して良く耕します。

・堆肥については、以下の記事で詳しく説明しています。
堆肥とは何?堆肥の作り方(落ち葉・生ゴミ・牛ふん)

③畝作り

畝の説明
土を盛り上げて幅50cm、高さ5〜10cmほどの平畝を作り表面を平にならしておきます。

ほうれん草の種まき

ほうれん草の種まき

支柱などの棒きれを使用して畝に深さ1cm程度の浅いくぼみをつくり、まっすぐたねが重ならないように1cm間隔で種をまきます(すじまき)。
種をまいたらすじまきした溝の両端の土を指で寄せて軽く土をかけて上から軽く手で押さえて土と種を密着させたら、ハス口のジョウロでたっぷりと水をやりましょう。

種まき以降は乾燥しないようにジョウロでこまめに水をあげましょう。種が流れてしまわないように、優しく行いましょう。

ほうれん草の間引き

①1回目の間引き
1回目の間引きは本葉が1〜2枚になったら行いましょう。生育の良くないものや病害虫被害のあるものなどから、株の混み合った部分を間引いていきましょう。
株と株の間が3~4cm程度になるように間引きます。

②2回目の間引き

ほうれん草間引き
2回目の間引きは本葉が4〜5枚になったら行いましょう。株間が15cm程度になるように間引きます。

追肥・土寄せ

1・2回目ともに間引き後は追肥を行います。
条間に油かす、もしくは化成肥料30g/㎡(ひと掴み程度)をすじ状に施して軽く土と混ぜ合わせ、苗の株元を埋めるように軽く土寄せします。
追肥の際は苗の根を痛めることのない様に気をつけて行いましょう。

その後は、葉の色が薄いと感じたら1度追肥してください。

 

ほうれん草の収穫

ほうれん草の収穫

本葉が7〜8枚、草丈が20cm以上になったら収穫のタイミングです。
外葉を押し下げて株元を包丁などで切り取って収穫します。
根元をハサミなどで切るか、まっすぐ引き抜きましょう。

収穫の時期が遅れると葉がかたくなり味が落ちる原因になります。

 

 

ほうれん草のプランター栽培のポイント

通常のプランターと市販の元肥・pH調整済みの野菜用腐葉土を用意しましょう。
秋まきが育てやすいので、9月下旬頃(種の適期を参照)に、深さ1cm程度の浅いくぼみを2条つくりすじまきして、間引きながら栽培していきます。
日当たりが良い場所で管理して、発芽までは土を乾かさないように水やりしましょう。
本葉が1枚出たら、1cm程度の株間に間引きます。本葉が3枚出たら、3〜4cm程度の株間に間引きます。
沢山植えようとして株間が狭くなりがちなので、きちんと広く取るようにしましょう。
 
ほうれん草を大きくしたい場合は、株間を5〜6cmと広めにとります。

 

防寒・害虫対策

寒冷紗シート

防寒対策として、寒冷期(11〜2月)に入り気温が低くなってきたら、寒冷紗を用いて、トンネルで畝を覆い防寒します。
また、アブラムシなどが多く発生する野菜なので、害虫予防にも効果的です。

 

失敗しないほうれん草栽培・育て方のコツ

①ほうれん草は酸性の土壌を非常に嫌います。種まきの2週間前には苦土石灰を多めまいて、よく耕して土壌を調整しましょう。

②ほうれん草は、春など日中の日が長い時期はとう立ち(花が咲く)しやすくなります。春まきをする場合は、とう立ちしにくい品種を選んで植えましょう。

③種によって発芽促進処理をしたものがありますので、発芽を揃えて生育をよくしたい時は、発芽促進処理の種を選びましょう。

ほうれん草のよくある病気と害虫対策

病気
ベト病が発生します。
病害にあった株は早々に除去しましょう。水はけが悪い場所の場合は、畝の高さを少し高めにしましょう。

害虫対策
アブラムシ、ヨトウムシによる害虫被害があります。
薬剤を使用することを避けたい場合は、トンネル栽培がオススメです。
農薬を使用する場合は、アブラムシにはアディオン乳剤、ヨトウムシはアセフェート剤、NAC粒剤、MEP乳剤などで駆除が可能です。

・ヨトウムシについては、以下の記事で詳しく説明しています。
キャベツの葉に無数の穴が!ヨトウムシの症状と対策

 

ほうれん草の連作における注意

ほうれん草は連作障害があります。同じ場所での栽培は、1年空けて行います。

 

 

さまざまほうれん草種類

ホウレンソウは種を蒔く時期や、病気、暑さに強いものなど様々な品種があります。

まとめ

ほうれん草栽培は、寒さにとても強く-10度まで耐えられますが、暑さには弱い為、初心者の方は秋まきがオススメです。春まきをする場合は、春まき用の品種を植えて、べと病などの病害に注意しましょう。

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