家庭菜園をこれから始める初心者の方〜中級者の方へ、サヤエンドウ、スナップエンドウの育て方の手順を、写真とイラストでわかりやすく解説します。
サヤエンドウ栽培の特徴、種まきから収穫までの栽培時期と手順、水やり、プランターでの栽培方法、上手に育てるポイント、品種、病害虫への対策などをご説明していきます。

サヤエンドウ栽培の特徴

「サヤエンドウ(エンドウ、絹さや)」は、まだ実が若い内に食べるものを言います。
大きく育った豆とさやを食べるものを「スナップエンドウ」、育った豆だけを食べるものを「グリーンピース」と呼び、成長段階によって名称が変わります。
ビタミンCに富み、ビタミンA、B1、食物繊維も多く、ミネラル分も豊富な緑黄色野菜です。
比較的育てやすく、長い期間次々に収穫ができるので、庭での家庭菜園などで楽しむことができます。
食物繊維の豊富なサヤエンドウは、ビタミンC、A、B1などを豊富に含み、加熱して美味しく食べることができます。

サヤエンドウの栽培カレンダー

サヤエンドウの栽培/育て方

サヤエンドウに適した土づくり

苦土石灰をまいている

植え付けの2週間前に苦土石灰を撒いて耕しておきます。(目安:150g※4つかみ程度/㎡)
参考pH値:5.8-7.2

② 元肥を施す

耕す風景
種まき1週間前に堆肥3kg/㎡、化成肥料60g/㎡、ヨウリン30g/㎡を施して良く耕します。

・堆肥については、以下の記事で詳しく説明しています。
堆肥とは何?堆肥の作り方(落ち葉・生ゴミ・牛ふん)

・肥料ついては、以下の記事で詳しく説明しています。
肥料の三要素・種類と効果。ぼかし肥の作り方

③畝作り


土を盛り上げて幅90cm、高さ5〜10cmほどの平畝を作り表面を平にならしてマルチングしておきます。

サヤエンドウの種まき

マルチング

マルチングの穴にくぼみをつくり、種を撒いてゆきます。
1つのくぼみに3粒ほど等間隔で種をまいたら、溝の両端の土を指で寄せて軽く土をかけて上から軽く手で押さえて土と種を密着させて、ハス口のジョウロでたっぷりと水をやりましょう。

サヤエンドウは、生育初期段階で寒さにあてないと花が咲かず、実が付かないので、種まき時期がポイントになります。栽培する地域での種まき時期を確認しましょう。
べたがけ

べたがけの様子

種になる豆を鳥が食べてしまうことが多いので、発芽までは寒冷紗などをかけて防ぎましょう。

・種まきの種類と方法ついては、以下の記事で詳しく説明しています。
種まきの種類と方法。すじまき・点まき・ばらまき・ポットまき

サヤエンドウの間引き

サヤエンドウのマルチング

間引きは本葉が2〜3枚になったら行いましょう。生育の良くないものや病害虫被害のあるものなどを選び1本間引きましょう。
マルチング1箇所の穴につき2本立てにします。

 

支柱立て

サヤエンドウ支柱立て

春先につるが伸び始めたら支柱を立てる準備をしましょう。長さ2mほどの支柱を株元近くに立てて、茎を軽くひもで誘引します。
つるが支柱に絡まない時は、つるもひもで固定して誘引します。
暖かくなると成長が早くなりますので、早めに準備しましょう。

支柱だけでなくネットを張ることでつるが絡み、伸びやすくなります。

追肥

化成肥料

花が咲く直前に追肥を行います。畝の肩に化成肥料50g/㎡(ひと掴み程度)を施して土を被せます。耕したり土寄せする必要はありません。

その後は、葉の色が薄いと感じたら1度追肥してください。

サヤエンドウの収穫

サヤエンドウ、スナップエンドウ、グリーンピース

花が咲いた後に実が膨らみ始めたら収穫のタイミングです。
さやの柄の部分をハサミ切って収穫します。

「サヤエンドウ」は豆が未熟な内に収穫します。「グリーンピース」は豆が太ってさやにシワができたら、「スナップエンドウ」は育ってさや全体が丸く太ってきた頃が収穫時期です。

 

 

サヤエンドウのプランター栽培の手順

プランターで栽培する場合は、育苗ポットなどで苗を育ててから大きめのプランターへ植え付けましょう。

1.プランター選び

大きめで広めのプランターを選びましょう。

2.土選び

市販の元肥・pH調整済みの野菜用腐葉土を用意しましょう。

3.種まき

育苗ポット

育苗ポットなどに無肥料の土を入れます。1ポットにつき3粒を等間隔で置いて、種を第1関節の深さまで指で押し込んで土をかぶせて手で軽く種と土を密着させます。
種まき後はジョウロでたっぷりと水をやりましょう。

4.間引き

間引きは本葉が2〜3枚になったら行いましょう。生育の良くないものや病害虫被害のあるものなどを選び1本間引き2本立てにします。

5.植え付け

高さが10cm程度になったら株間30cm程度で大きなプランターに植えていきましょう。

6.支柱立て

春先につるが伸び始めたら支柱を立てる準備をしましょう。長さ2mほどの支柱を株元近くに立てて、茎を軽くひもで誘引します。

7.追肥

花が咲く直前に追肥を行います。畝の肩に化成肥料50g/㎡(ひと掴み程度)を施して土を被せます。

8.収穫

花が咲いた後に実が膨らみ始めたら収穫のタイミングです。
さやの柄の部分をハサミなどで切り取って収穫を楽しむことができます。

 

 

失敗しないサヤエンドウ栽培・育て方のコツ

①サヤエンドウは種まきの時期が非常に重要です。早すぎると茎が冬の寒さで凍ってしまい、遅すぎると寒さに耐えられる大きさにならずに生育が悪くなります。きちんと適期を守り寒さにあてて花を沢山咲かせましょう。

②サヤエンドウの葉は、ハモグリバエの食害を受けやすいです。頻繁に葉を観察して対処しましょう。

③つるなしとつるありの種類があります。つるあり種の方が長い間収穫が楽しむことができます。

サヤエンドウのよくある病気と害虫対策

病気

①モザイク病が発生します。(葉がモザイク模様になる)
アブラムシなど、ウイルスを媒介する虫がいた場合には、早めに対処しましょう。

②立ち枯れ病が発生します。(茎が腐り倒れる)
連作を避けて栽培しましょう。

害虫対策

ハモグリバエと春先のアブラムシに注意する必要があります。
ハモグリバエは、幼虫が葉に潜り食害します。葉に白い線ができていたら葉ごと切って処分しましょう。
アブラムシは、葉の裏側について植物の汁を吸います。手や筆などで払いおとしましょう。

・病害虫の対策と予防ついては、以下の記事で詳しく説明しています。
家庭菜園の野菜の病気と害虫対策・予防方法

サヤエンドウの連作における注意

サヤエンドウは連作障害が出やすいです。同じ場所での栽培は、4〜5年空けて行います。
エンドウを数年育てていない場所で栽培しましょう。

 

 

さまざまサヤエンドウ種類

まとめ

サヤエンドウ栽培は、種まきの時期が非常に大きなポイントになります。時期を守って、沢山の花を咲かせて長く収穫を楽しみましょう。

 

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