小松菜は、ほぼ一年を通して栽培ができる、初心者向きの入門野菜です。秋まきで育てると害虫の被害が少なく育ちます。
カルシウムやビタミンを多く含み、食物繊維が豊富で炒め物やおひたしなど多くの料理で幅広く活躍します。害虫からもきちんと守る、美味しい小松菜の育て方の手順やポイントをご説明します。

小松菜の種まき/植え付け/収穫/害虫/栽培カレンダー

小松菜栽培カレンダー

小松菜の栽培/育て方

小松菜に適した土づくり

① 苦土石灰を施す

苦土石灰をまいている

植え付けの2週間前に苦土石灰を撒いておきます。(目安:100〜150g※3つかみ程度/㎡)
参考pH値:5.5-6.5

 

② 元肥を施す

耕す風景

種まき1週間前に堆肥3kg/㎡、化成肥料100g/㎡の元肥を施して良く耕します。

・堆肥については、以下の記事で詳しく説明しています。
堆肥とは何?堆肥の作り方(落ち葉・生ゴミ・牛ふん)

③畝作り

畝の説明

土を盛り上げて幅60cm、高さ5〜10cmほどの平畝を作り表面を平にならしておきます。

小松菜の種まき

①種まきの時期

すじまき

3月〜10月までの間で行います。
支柱などの棒きれを使用して畝に深さ1cm程度の浅いくぼみをつくり、まっすぐたねが重ならないように1cm間隔で種をまきます(すじまき)。
種をまいたらすじまきした溝の両端の土を指で寄せて軽く土をかけて上から軽く手で押さえて土と種を密着させたら、ハス口のジョウロでたっぷりと水をやりましょう。

※種まき以降は乾燥しないようにジョウロでこまめに水をあげましょう。種が流れてしまわないように、優しく行いましょう。

②トンネル栽培

寒冷紗シート

小松菜は、害虫被害のとても多い野菜です。
寒冷紗でトンネルを作って育てると、コナガや野鳥などの被害から守ることができます。

小松菜の間引き

1回目の間引き

小松菜の間引き1回目

①種まき後、3〜4日で発芽します。1回目の間引きは本葉が1〜2枚に開く頃になったら行いましょう。生育の良くないものや病害虫被害のあるものなどから、株の混み合った部分を間引いていきましょう。
株と株の間が3~4cm程度になるように間引きます。

2回目の間引き

小松菜の間引き2回目

② 2回目の間引きは本葉が5〜6枚になったら行いましょう。株間が5〜6cm程度になるように間引きます。

追肥・土寄せ

1・2回目ともに間引き後は追肥を行います。
条間に油かす、もしくは化成肥料30g/㎡(ひと掴み程度)をすじ状に施して軽く土と混ぜ合わせ、苗の株元を埋めるように軽く土寄せします。
追肥の際は苗の根を痛めることのない様に気をつけて行いましょう。

小松菜の収穫

小松菜収穫

小松菜の草丈が20cm以上になったら収穫のタイミングです。
根元をハサミなどで切るか、まっすぐ引き抜きましょう。

 

小松菜のプランター栽培のポイント

プランターで栽培する場合は、ミニ小松菜の品種を選びましょう。小さなプランターでも比較的簡単に育てることができます。

1.プランター選び

標準サイズのプランターで大丈夫です。

2.土選び

市販の元肥・pH調整済みの野菜用腐葉土を用意しましょう。

3.種まき

深さ1cm程度の浅いくぼみを2条つくりすじまきして、種を1cm間隔でまきます。
蒔いた後は、軽く土をかぶせて手で軽く種と土を密着させます。

4.水やり

日当たりの良い場所を選んで栽培して、土を乾かさないように水やりしましょう。

5.間引き

発芽後は葉が混み合ったところを間引いて、本葉が3枚出たら、5cm間隔程度に間引きます。

6.追肥

種まきから2週間後と3週間後に、液体肥料(1000倍)をあげます。

7.収穫

小松菜の丈が20cmくらいになってきたら収穫時期です。順次株元からハサミなどで切り取って収穫を楽しむことができます。

 

 

防寒・害虫対策

コナガの幼虫が多く発生します。秋に種まきをすると、害虫被害が少なく育てやすいです。害虫被害が目立つ場合は、寒冷紗などを用いて、トンネルで畝を覆うとよいでしょう。

失敗しない小松菜栽培・育て方のコツ

①冬の寒い時期などは、種まきの後にマルチを施したり、寒冷紗でトンネル栽培をして防霜対策を行いましょう。

②小松菜は、放っておくとすぐに大きくなり、味が落ちてしまいます。収穫は適期に行いましょう。

③夏場の生育は、株間をきちんと取って風通し良く育てることで病害対策になります。

小松菜のよくある病気と害虫対策

病気

白さび病、炭そ病が発生します。
病害にあった株は早々に畑の外で除去しましょう。水はけが悪い場所の場合は、畝の高さを少し高めにしましょう。また連作を避けて栽培しましょう。

害虫対策

アブラムシ、コナガによる害虫被害があります。
薬剤を使用することを避けたい場合は、トンネル栽培がオススメです。

小松菜の連作における注意

小松菜は連作障害がなく、同じ場所での栽培が可能です。ただし、収穫後に地力が低下しない様に肥料・堆肥などをきちんと施しましょう。

さまざま小松菜種類

小松菜は、病気、暑さに強いものや、味や大きさなど様々な品種があります。

まとめ

小松菜栽培は、冷涼な気候を好みますが暑さや病気にも強く、土壌もあまり選ばない為、育てやすい野菜です。冬の寒さに当たると一層甘みが増して美味しく育てることができます。ぜひチェレンジしてみてはいかがでしょうか。

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