普通に育っていた野菜が急に元気が無くなって枯れてしまった。そんなことはありませんか?ナス科の野菜を襲う、青枯病の症状と対策についてご説明します。
青枯病にかかった野菜に出る症状
すくすくと育っていた作物が急にしおれて枯れていってしまいます。
その名の通り、葉はまだ青みが残るまま枯れることが多いです。
青枯病にかかりやすい野菜
一番かかりやすいのが、ナス科の作物(ナス、ピーマン、トマト)です。
イネ科、ウリ科、マメ科の作物にも被害が出ます。
青枯病にかかりやすい時期
7~9月のじめじめした暑い夏の時期に発生します。
野菜を青枯病から守るためには
予防方法
青枯病は湿気と高い気温が大好物です。ですので、土壌の排水を良くしておきましょう。
また、特にナス科の野菜は連作をしないように注意しましょう。
もしも病害を受けてしまった野菜は、すぐに取り除き、他の野菜への感染を防ぎましょう。
消毒方法
ナス科とジャガイモが青枯病にかかった場合のみ、バリダマイシン液という薬剤が使用できます。(トマトには薬害がでる可能性が高いので使用しない)
また、それ以外の野菜で病害が出た際には、作物を取り除いて第2感染を防ぐのはもちろんのこと、土壌消毒が有効になります。
まとめ
青枯病が広がる、高い気温と湿度は野菜が病気にかかることも増えていきます。
健康な土壌を保てるように、連作を避けて、排水が良い土壌をづくりに気を配り、病害のない元気な野菜を育てましょう。

MAKI
埼玉県南中部に自らの畑を持ち休日に農業を行う。農薬を一切使用しない無農薬栽培歴は今年で8年。年間20〜30品目の野菜を栽培。